イコライザー個人的見解。

イコライザー

どうも、helioliteです。今回は適当に使ってしまいがちなものを、改めて理解しようという話です。

○イコライザーとは

 イコライザーとは楽器を音域別に補正するものです。例えば、高音や低音を足したり、引いたりします。ギターやベースのアンプに付属しているもの、エフェクター、DAWに入っているものなど様々です。
 イコライザーの種類もあり、主に3バンドイコライザーとグラフィックイコライザーに分かれます。3バンドは3つの音域に分かれたイコライザーということで、動かせるノブは3つです。グラフィックはさらに音域を細分化したものでノブではなく、上下に動かせるフェーダーになっています。同じように使われていますが実は用途が違います。

3バンドイコライザー:音を色付ける

グラフィックイコライザー:音を補正する

 これを頭に入れてから、イコライザーの使い方を考えてみましょう。

○3バンドイコライザー

 3バンドイコライザーはギターやベースのアンプによく用いられます。BASS、MIDDLE、TREBLEというノブがあると思います。これらの音の役割を視覚化してみたいと思います。

__________ TREBLE
##########  BASS
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 MIDDLE
##########  BASS
 ̄ TREBLE

 それぞれの帯域を上げれば線が太くなり、下げれば線が細くなるようなイメージでこの図を用いてみてください。

 MIDDLEは音の芯をコントロールし、BASSは音の太さ、迫力をコントロールし、TREBLEは音の煌びやかさ、表面をコントロールします。様々な場面でMIDDLEが大切だと言われるのはBASSやTREBLEに埋もれてしまいがちだからです。全ての帯域を十分に出し合う音が基本的な良い音です。

 このように視覚化することでなんとなくでいいので、イメージを持って取り組みましょう。BASSを出しすぎたらMIDDLEが埋もれることに気づき、TREBLEを出しすぎたらBASSが潰される感覚を持ってみましょう。また、音を色付けするものなので派手にやりがちですが、後で色を消すことはできません。ほどほどにして、後でグラフィックイコライザーで補正するというやり方もあります

○グラフィックイコライザー

 グラフィックイコライザーは補正するものです。派手にも使えますが補正目的の方がうまくいくことが多いでしょう。

 まず、一つ一つのフェーダーを上げたり下げたりすることで、その帯域にどの音があるのかを把握しましょう。高音を上げて耳障りだと感じたら、その帯域は少し下げてみてください。上げて良いと感じたのなら少しだけ上げてみましょう。このようにして全てのフェダーを操作していきます。もちろん、どちらでもいいかなと思う部分もあるでしょう。その場合は動かさないでおいてください。補正しすぎると不自然に聴こえてきてしまいます。

 グラフィックイコライザーは難しいイメージがありますが、大きな変化をさせなければ難しくはありません。自然な補正を心がけましょう

○最後に

 イコライザーの使い方を理解しないで使っている人が多くいるように感じます。アンプにイコライザーが付いていることにも意味があるので是非使ってみてください。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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